映画の空気@01 Theater vol.2は、ちょっと真面目な上映会。近年のコロナウィルスによる社会全体への影響は皆さんがご存知のことと思いますが、その中で奮闘されている保健所の中の様子はあまり知られていません。
きっかけは昨年11月に開催されたシアターキノでの1日限りの上映会でした。その上映会に映画の空気の代表である小笠原が参加しており、そこで初めてこの作品を観ることができました。小笠原は2021年まで医療職として24年間病院勤務しており、その経験から病院内の現状は理解しておりますが、保健所職員の皆さんの奮闘はこの作品を観ることでやっと理解できたという背景がございます。
この作品は、新型コロナウイルスが私たちの生活を一変させた2020年春から第3波感染拡大までの約10か月間を公衆衛生の最前線である保健所にカメラを据え、コロナ感染拡大防止に当たる保健師や公衆衛生医、他の保健所職員たちの奮闘と葛藤、苦悩をドキュメンタリーで描く中で、保健所機能の役割と今日的課題を見ていくものです。
さらに映画上映後に、札幌市保健所の医務・健康衛生担当局長 館石様による特別講演を行って頂きます。テーマは「札幌市保健所のコロナ対応の現状について」となっており、感染拡大時のお話から今の保健所の様子までをまでをお伺いできる貴重な機会となっておりますので、ぜひご来場ください。
公衆衛生の第一線
いのちと健康を守るために
コロナ対応に奮闘する保健所
本格的な冬の到来と歩調を併せるように新型コロナウイルスの感染が急増。命の選別や医療崩壊という言葉が毎日取り交わされ、医療機関のひっ迫が私たちの不安を大きくしています。そうした中でコロナ対応に追われる保健所もまた戦場さながらの状態になっています。しかし、保健所が新型コロナウイルス感染拡大防止にどのような役割を果たしているのか、その姿は目に触れることはなく、多くの人には知られていません。
住民のいのちと健康を守る公衆衛生は国の骨幹でもある「命の安全保障」ともいえる重要な課題です。この映画は新型コロナウイルスが私たちの生活を一変させた2020年春から今日の第3波感染拡大までの約10か月間を公衆衛生の最前線である保健所にカメラを据え、コロナ感染拡大防止に当たる保健師や公衆衛生医、他の保健所職員たちの奮闘と葛藤、苦悩をドキュメンタリーで描く中で、保健所機能の役割と今日的課題を見ていきます。
「終わりの見えない闘い」